クジラの島の少女
![]() | クジラ島の少女 ケイシャ・キャッスル=ヒューズ (2004/06/25) アミューズソフトエンタテインメント この商品の詳細を見る |
少女パイケアが最後に語る言葉が
わたしのこころに 印象的に残っている
「わたしは預言者ではない
しかし 明るい光は見える」
人を導くことの出来るヒーローは
きっと 明るい未来を信じている
人々を 惑わさず
人々を 責めず
人々を 罰しない・・・ものだと思う
人々の足元を照らす ランプのような灯り
あるいは
人々の明日を照らす 灯台のような灯り
ヒーローは けっして
人々の行く手に 注文をつけない・・・と思うのだ
人は 引かれるものではなく
自ら進む・・・生き物だから
祖父コロの守ろうとしていた伝統を
誰よりも理解していたのが
少女であるパイケアだった
だが伝統は 女性を
自ら進むものだとは認めない
マオリを想う気持ち 祖父を想う気持ち
パイケアの想いが あふれ出した夜
彼女の想いに答えたクジラたちが
砂浜に打ち上げられる
クジラたちが
命をかけて教えようとしたもの
パイケアが
命をかけて守ろうとしたもの
マオリの言い伝えを コロが語る場面がある
「パイケアの糸を編み 我らの絆を強めよ」
まさに崩壊していこうとする
村人や家族の絆を
クジラとともに
もういちど パイケアが編みなおしてゆく
それは 未来を信じるヒーローの姿だと
わたしは思う
舞台よりすてきな生活

生活の中には意外と
小さな笑いが散らばっていて 同時に
小さな感動も 隠れていたりするものだ
誰かといっしょに 幸せになりたい人は
きっと そのことに気がつく
子供嫌いの劇作家ピーターが
プールで鼻血を流す場面には
思わず声を出して笑ってしまった
妻メラニーとの言葉のやり取りも
おしゃれで 暖かい
生活というのは 誰かとかかわること
そして 誰かと
分かち合うことだと思う
さまざまな感情や想い
大切な時間
分かち合える人がいるのは幸せなことなのだ
ピーターの闇の部分を象徴しているようなストーカーは
ピーターが 人と分かち合えない部分
しかし隣の犬の死が その闇を
いっきにピーターの中から消し去る
巧みに作られたストーリーは
ピーターの中にある「父親」を引き出し そしてさらに
「父親」でない現実を 突きつける
足の不自由な少女エイミーとの別れの場面に
思わず 目の奥が熱くなり・・少し哀しい
最後にピーターは 産婦人科の待合室で
妻メラニーと並んで座っている
その姿に ぬくもりを感じるのは
観ているわたしに メラニーとピーターの・・・・夫婦の
愛情が伝わってきたからだろう
NOEL-星降る夜の奇跡

天使たちは
けっして出しゃばることをしない なぜなら
奇跡を起こすのは 人間なのだということを
ちゃんと知っているから
彼らは 奇跡の瞬間までの・・ヒントをくれる
通りがかりのショウ・ウィンドウに
ローズが 天使の飾りを見つけたことから
奇跡の物語は始まる
その天使の飾りを 母の病室にではなく
向かいの病室の窓に飾ったのは
彼女の・・・ほんの ひらめきにすぎない
奇跡は いつも
なにげない場所からやって来る
ローズから始まった 奇跡の連鎖は
もう一度 スタートラインに立つ勇気を
登場人物たちに与えることになる
天使を 信じようと 信じまいと
奇跡を 信じようと 信じまいと
人が何かを求め続ける限り
彼らは そばにいて
未来へのヒントを投げかける
人が 夢を捨てるまで・・・
余計なことを考えずに
ライトに愉しみたい・・クリスマスの映画 そして
奇跡はクリスマスだけではなく
今 この時も きっと・・・どこかで・・・
パッチギ
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